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日本の偉人の名言集 植村直己 [偉人の名言]

日本の偉人の名言集 植村直己
植村 直己
植村直己.jpg 1941年2月12日 - 1984年2月13日頃
日本の登山家、冒険家
1984年に国民栄誉賞を受賞。
世界初の五大陸最高峰登頂者
著書 ・植村直己 妻への手紙
・男にとって冒険とは何か:植村直己対談・エッセイ集
・植村直己 挑戦を語る

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偉人の名言集 目次

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名言 No.001
探検家になるために必要な資質は、臆病者であることです。

名言 No.002
私は五大陸の最高峰に登ったけれど、高い山に登ったからすごいとか、厳しい岩壁を登攀したからえらい、という考え方にはなれない。
山登りを優劣でみてはいけないと思う。
要は、どんな小さなハイキング的な山であっても、登る人自身が登り終えた後も深く心に残る登山がほんとうだと思う。

名言 No.003
結局、というよりも、最初からわかっていたことかもしれないが、山は他人のために登るものではないのだと思う。
誤解されてもしかたがないけれど、山は自分のために登るものだと思う。
誰からも左右されない、自分の意志ひとつで行動できる単独行であれば、それが人のためではなく自分のためであればあるだけ、すべてが自分にかえってくる。
喜びも、そして危険も。

名言 No.004
南極がもつ特有の地理的条件、気象条件については、私は何も知らない。
南極の氷点下五十度以下の気温は、私はまだ一度も体験したことがない。
決意だけでなく、まず横断の可能性を追求し、見定めなければならない。
そのためには、南極の氷雪、氷河、クレバス、気象、地形など、南極のもつすべてを自分の肌で感じ、また、触れて、その準備をしなければならない。
これが私のこれからの夢なのだ。

名言 No.005
人のやった後をやるのは意味がない。
それも人のためにではなく、自分のためにやるのだ。
南極横断はいまから二年後を目標にしている。
極寒の中、三千キロの氷の上を単独横断するのだから、自殺行為だと誰もがいう。
しかし、私はきょうまで、ひとつひとつ強い決意のもとに全精神力を集中してやりぬいてきたのだ。
必ずやりぬける自信がある。
ただ、思うだけではない。
南極横断に出発する前、体力をつけ、精神力のトレーニングにより、精神を強靭にすれば、道は必ず開けると私は思う。

名言 No.006
こうして五大陸の最高峰を自分の足で踏み、さらにアルプスの中でも特にむずかしい冬期の北壁の登攀に成功したいま、私の夢は夢を呼び起こし、無限に広がる。
過去のできごとに満足して、それに浸ることは現在の私にはできない。
困難のすえにやりぬいたひとつ、ひとつは、確かに、ついきのうのできごとのように忘れることのできない思い出であり、私の生涯の糧である。
しかし、いままでやってきたすべてを土台にして、さらに新しいことをやってみたいのだ。
若い時代は二度とやってこない。

名言 No.007
いくら私が冒険が好きだからといっても、経験と技術もなくて、また生還の可能性もない冒険に挑むことは、それは冒険でも、勇敢でもないのだ。
無謀というべきものなのだ。
それがどんなに素晴らしい挑戦であったにしても、生命を犠牲にしては意味がない。

名言 No.008
ザイルで体をとめ、切りこんだ氷の上に腰をおろし、寒気と飢えに耐えた。
五時半には暗闇になる冬の夜長を、じっと朝を待つのだった。
きょうある命も、明日あるとは限らない。

名言 No.009
この厳しい壁も、きっとオレは生きぬけられるぞ、と自分にいいきかせた。

名言 No.010
この状態では、明日はどうなるかわからない身だ。
それでもみんな元気で、悲愴感というものはみられなかった。
自分に敗け、悲愴感をもつようなことは、クライマーには絶対に許されないことなのだ。
どんな困難も、冷静にきりぬけられる自信がなくてはならないのだ。

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名言 No.011
ついに私はマッキンリーの頂に立った。
モン・ブラン登頂以来四年目、やっと世界五大陸の最高峰に自分の足跡をしるすことができたのだ。
五大陸最高峰の全峰をきわめたのは、私が世界ではじめてだ。
また、エベレストを除いては全部単独でやりぬいた。
「オレはやったのだ」
そう思うと、信念さえあればなんでもできると自信を強めた。
そして、マッキンリーの頂に立つと、夢はさらにふくらんできた。
実現はさらに夢を呼び、私は登頂した感激よりも、南極大陸単独横断の夢が強く高鳴り、自分の本当の人生はこれからはじまるのだと、出発点にたった感じであった。

名言 No.012
単独登山といっても、別にかわったものを用意したわけでもない。
グループ登山と同じ装備だし、単独のために、持ち運ぶ荷物の重量がグループ登山より制限される。
そのうえ、単独登山はグループ登山以上に危険である。
安全のためザイルを結ぶ相手がいない。
また、どんな事故が起こっても、助けを求めるべき相手がいない。
あらゆる障害を自分ひとりで切りぬけなければならないのだ。

名言 No.013
しかし、山登りはたとえどんな山であろうと、自分で計画し、準備し、自分の足で登山する。
その過程が苦しければ苦しいだけ、それを克服して登りきった喜びは大きい。
だから私はモン・ブラン、キリマンジャロ、アコンカグアとひとりで登り続け、そして一九七〇年の春、単独ではなかったが、アジアのエベレスト、さらにまたひとりでいま世界の五大陸の最後の山、北米のマッキンリー登頂にも成功することができたのだ。

名言 No.014
私の単独登山にしても、やはりひとつの登山形態として、未知なものへの探求と可能性への挑戦、さらに大きくいうなら、人間の可能性への挑戦ではなかろうかと思っている。
グループで登山するのは、お互いに山を楽しむ目的ばかりでなく、個人、小人数ではできない条件があって隊を組むのだが、私の求めている単独登山は、たとえば陸上競技の100メートル競走で、0.1秒を競って人間の可能性を深めてゆくのと同じことだと思っている。

名言 No.015
これまでの私の、山を舞台にした自然との苦闘と違い、アマゾンへの挑戦には、恐ろしい中にも別なスリルの味わいがあった。
つね日ごろ、宗教心などひとかけらもない私が、とにかく真剣に神に祈ったのだから不思議なものだ。
しかし、自分の力で切りぬけられるときには、祈るよりは立ち向かうべきことを学んだ。

名言 No.016
いよいよひとりぼっちのアマゾンの旅がはじまったのだ。
山登りとは違い、もういかにわめこうが、流れにさからって戻ることはできない。
ただ前進あるのみだ。

名言 No.017
私は初志を貫徹しようと決心した。
山に登るときと同じように、全精力を傾けてことを成せば、たとえ厳しい河といえども、下れないことはないと思った。
私はそう決心すると、もう完全にアマゾンの虜になってしまった。
決心のつかないころは、恐怖がつきまとったが、いったん決心がつくと、私の心はおちついてきた。
私は思った。
決心したからにはたとえ座礁するとわかっていても、神風特攻隊のように、出撃あるのみだ。

名言 No.018
私は、その日はどうするか決心もつかずにホテルに帰った。
こうして、目のあたりにアマゾンの恐ろしさを知らされると、逆に私の決心はいよいよ固まっていくのであった。
丸木舟が不安定でダメなら、舟がひっくりかえらないように、丸木舟の両側に羽根をのばして安定性を強くすればいい。
それとも、ドラム缶を組合わせて、河の流れにしたがって下るか。

名言 No.019
イキトスに上陸するころには他人まかせの船で下るよりは、せっかく、アマゾンにはいったのだから、私自身でちょっぴり冒険をしてみたくなった。
私はきょうまで、河下りの経験はまったくない。
しかし、単独登山では厳しいといわれたアコンカグアにしても、全精力を集中すると、十五時間で登攀できた。
アフリカのケニヤ山にしても、猛獣におびやかされながらも踏みこんでみると、難なく切りぬけることができた。
アマゾン下りも河口まで何千キロあるのかわからないが、きっと成功するだろうという自信を持てた。

名言 No.020
南米大陸最高峰のアコンカグア、北峰六九六〇メートルに立ったのは午後二時十五分であった。
やったぞ、やったぞ!
プラサ・デ・ムーラスを出発してわずか十五時間十五分。
きょうまで誰がこんなスピードで登ったろう。
登山はタイムを争うスポーツではないから、こんなことにどんな意味があるかと思ったりはするが、こうしてひとつの目標に向かってすべてを傾けるのはすばらしいことだ。
北側にゆるやかな曲線を描くメルセダリオ峰を見下し、頂上に立ったときは疲れも忘れ、心はすごくいい気分だ。

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名言 No.021
過去ばかりあれこれ思い出してセンチになっているわけにはいかない。
自分は現在に、未来に生きなければならないのだ。

名言 No.022
親切な人たちだったが、もしこの警察署の人たちの警告にしたがっていたら、私は、登山ができなかった。
もちろん単独の登山は、無謀にひとしいほど危険がつきまとっている。
人の意見も、とうぜん重視しなければならないが、その意見にしたがってばかりいては何もできない。
人にいわれてやめるのではなく、自分で実際に直面して肌で感じとり、それでできないと思ったらやめ、できると思ったらやるべきではないか。
そんな教訓も得て、この登山は、モン・ブラン、マッターホルンの単独登山よりも印象深い山行となった。

名言 No.023
いや、オレはなんとしてでもやらねばならないのだ。
単独登攀はいつの場合にも危険なのはわかっている。
それを承知の上でやっているのだから、自分で危険に直面もせず、他人にいわれただけで中止するとはまったくいい訳にもならない。

名言 No.024
ひとつのものが終わると、またつぎの新しいものがはじまる。
私の気持はいつも新鮮だ。

名言 No.025
八月まで、まだ数日あったので、私はそのあと危険な山旅からのがれ、チェルビニアの近辺に咲く高山植物を採って歩いた。
道からはずれた手の届かない岩棚の上に、エーデルワイスの花を見つけたのはうれしかった。
誰に見られることもなく風にゆれ、七、八輪の花を咲かせているのだった。
そのエーデルワイスの姿は、私を感傷的にした。人の目につくような登山より、このエーデルワイスのように誰にも気づかれず、自然の冒険を自分のものとして登山をする。
これこそ単独で登っている自分があこがれていたものではないかと思った。

名言 No.026
私がこのあと、強く単独遠征にひかれたのはまさにそのためだった。
どんな小さな登山でも、自分で計画し、準備し、ひとりで行動する。
これこそ本当に満足のいく登山ではないかと思ったのだ。

名言 No.027
もちろん山は危険だ。
だが、この危険を克服しなくては登れないのは当たり前だ。

名言 No.028
苦労が大きければ大きいほど、後でそれに比例した大きな喜びが返ってくるものなのだ。

名言 No.029
ヨーロッパ山行まで、何年かかるかしれないが、とにかく日本を出ることだ。
英語ができない、フランス語ができないなどといっていたら、一生外国など行けないのだ。
男は、一度は体をはって冒険をやるべきだ。



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