七十二候【土脉潤起】 2月19日2016年 [七十二候]
今年2016年の2月19日は、 七十二候の一つである【土脉潤起】です。 これは、「どみゃくうるおいおこる」と読みます。 二十四節気『雨水』の初候です。 |
【土脉潤起】 早春の暖かな雨が降り注ぎ、大地が潤い目覚める頃。 |
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古くは「獺魚を祭る」という不思議な季節とされていました。 |
何の日 目次 |
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◇候の言葉◇ |
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獺魚を祭る(かわうそうおをまつる) |
そもそも七十二候は、中国から日本に伝来した暦。 中国古代の天文学による七十二候では、雨水の初候は獺祭魚でした。 獺は魚をよく捕えるものの、魚を岸に並べた後なかなか食べようとしません。 それが祭の供え物のように見えたことから、獺が先祖の祭をしているといって、この季節の名が生まれたそうです。 |
正岡子規
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◇旬の野菜◇ |
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春キャベツ(はるキャベツ) |
旬:2月~6月 |
キャベツの旬は年3回。 そのうち2月~6月に収穫されるのが春キャベツとして出回ります。 葉が柔らかく、みずみずしいのでサラダや浅漬けなどにすると良いでしょう。 またビタミンCは、12月~4月頃のものが多く含むのだそう。 葉の巻きが緩やかで、ふわっとしたものを選ぶのがコツ。 |
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◇旬の魚介◇ |
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飛魚(とびうお) |
旬:春~夏 |
波の間を飛び跳ねる飛魚。 「春とび」と呼ばれるハマトビウオをはじめ、春から夏にかけてが旬です。 そのままでも美味しい上に、煮干しとしても美味で、長崎や島根産のあごだしは絶品です。 あごだしのとり方 適当に割った飛魚と昆布を鍋に入れ、水を注いで一時間以上漬けます。 鍋を火にかけてゆっくり温度を上げ、沸騰寸前に火を止めて、濾してあごだしの完成です。 |
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◇旬の兆し◇ |
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藍蒔く(あいまく) |
時期:2月中旬 |
布を深く染める藍。 東南アジア原産のタデ科の一年草で、日本に最も古く渡ってきた染料植物です。 2月頃種を蒔き、17cm程に伸びると、苗床から畑に移植します。 江戸時代中頃から徳島の阿波が藍の名産地になりました。 藍の種を蒔く時は、豊饒を祈って苗畑に御神酒を振りまくそうです。 |
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◇旬の行事◇ |
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お伊勢参り(おいせまいり) |
時期:2月 |
江戸時代中頃から、伊勢神宮参詣が庶民の間で盛んになりました。 江戸から片道15日、大阪からでも5日という長旅です。 けれど自由な旅が許されなかった当時、お伊勢参りなら通行手形が認められ、一生に一度でも行きたい庶民の夢でした。 そして貴重な旅ゆえ京や大阪へ足を伸ばす行楽ともなり、季節のいい春に好んで出掛けたそうです。 |
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