今年2016年の3月20日は、 七十二候の一つである【雀始巣】です。 これは、「すずめはじめてすくう」と読みます。 二十四節気『春分』の初候です。 |
【雀始巣】 雀が枯れ草や毛を集め、巣を作り始める頃。 |
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瓦の下や屋根の隙間など、ひょっこり顔を覗かせます。 |
3月21日 春分の日とはどんな日? |
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何の日 目次 |
◇候の言葉◇ |
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暁と曙(あかつきとあけぼの) |
夜が明けようとしているが、まだ暗い時分のことを春暁(しゅんぎょう)といいます。 万葉の時代には、「あかとき」といい、平安以降、「あかつき」に変わったとされます。 曙は暁よりやや時間的に遅れ、夜がほのぼのと明けようとする頃の事。 |
◇旬の草花◇ |
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関東蒲公英(かんとうたんぽぽ) |
開花:3月~5月 |
蒲公英は、花の形が鼓のように見えるから「タン、ポン、ポン」と鳴る音が名前の由来になったと言います。 日本在来種は、この時期だけ花を咲かせます。 |
◇旬の野菜◇ |
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蕗(ふき) |
旬:4月~6月 |
蕗は、数少ない日本原産の野菜です。 各地の野山に自生していますが、食用とされるのは愛知産の早生蕗が主です。 青々しい独特の風味も、ほろ苦さも、春ならでわの味わいです。 葉は緑が濃く、黒ずみのないものを、茎は適度な太さで、赤みがかったものを選ぶのがコツです。 因みに、アイヌの伝承に登場する小人コロボックルとは「蕗の葉の下の人」という意味だそうです。 |
◇旬の魚介◇ |
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帆立貝(ほたてがい) |
旬:冬~春 |
旬は産卵を控える冬から春にかけて、特に3月頃が美味です。 名前の由来は、殻が開いた時の様子が、帆を立てた舟に似ているからだそうです。 |
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◇旬の野鳥◇ |
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雲雀(ひばり) |
開花:春~秋 |
春の空高く囀る雲雀。 その鳴き声には種類があり、舞い上がる時の「上り鳴き」上空で羽ばたきながら留まって鳴く「舞鳴き」降りる時の「下り鳴き」のそれぞれで鳴き方が異なります。 特に舞鳴きでは、いくつもの声のパターンを組み合わせながら長時間囀り続けます。 鳴き方の上手、下手もあるそうですよ。 |
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豆知識 知恵の雫 |
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偉人の名言集 心の常備薬 |
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何の日 目次|記念日のアルバム |
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今年2016年の3月20日は、 二十四節気の一つである【春分】です。 これは、「しゅんぶん」と読みます。 ◇【春分】とは太陽が真東から昇り、真西に沈む日の事。 昼と夜が同じ長さになる春分の時期を二十四節気の大きな節目のひとつとします。 |
3月21日 春分の日とはどんな日? |
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何の日 目次 |
春のお彼岸(はるのおひがん) |
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春分の日を中日に、前後3日間を含めた7日間が、春のお彼岸です。 先祖の霊を供養する仏事が行われる日ですが、日本では古来この頃に農事始の神祭をしていたそうで、仏教に縁のない固有信仰の行事も多い日です。 例えば北秋田地方では、万燈日(まんどうび)といって、子供たちが藁を集め、丘の上で火を焚くそうです。 「暑さ寒さも彼岸まで」と言われる通り、だんだん過ごし易い季節になってきます。 |
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今年2016年の3月15日は、 七十二候の一つである【菜虫化蝶】です。 これは、「なむしちょうとかす」と読みます。 二十四節気『啓蟄』の末候です。 |
【菜虫化蝶】 冬を過ごした蛹が羽化し、蝶に生まれ変わる頃。 |
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柔らかな春の日を浴びて、羽が瑞々しく輝きます。 |
何の日 目次 |
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◇候の言葉◇ |
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夢虫(ゆみむし) |
昔の人は、蝶のことを「夢虫」や「夢見鳥」と呼んでいましたが、その呼び名は古代中国の思想家、荘子の説話「胡蝶の夢」に由来するそう。 蝶になる夢を見たけれど、本当の私は蝶で、いま人間になっている夢を見ているだけではないか、という話です。 夢と現(うつつ)が混じり合う幻想的な蝶のイメージは、昔も今も変わりありません。 |
◇旬の草花◇ |
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酢漿草(かたばみ) |
開花:春~秋 |
古くから親しまれ、家紋にも用いられる花。 夜になると葉を閉じて眠りにつき、はの片方が欠けているように見えることが、名前の由来になったそうです。 |
◇旬の野菜◇ |
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葉山葵(はわさび) |
旬:3月~4月 |
爽やかな辛味を持つ葉山葵。 水洗いして、3cm程に切り、ザルに入れて沸騰したお湯をサッとかけます。 それをタッパーなどの容器に移して良く振ると、葉が叩かれて辛味が増します。 風味が抜けないように瓶に詰め、味を見ながら醤油をかけて、葉山葵の醤油漬けが出来上がり。 |
◇旬の魚介◇ |
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青柳(あおやぎ) |
旬:2月~4月 |
江戸前には欠かせない貝で、身は寿司ネタに、貝柱は天麩羅に打って付け。 別名はバカ貝とも言われます。 選び方は、むき身なら身の色が濃いオレンジで痩せていないものを、殻つきならずっしり重みのあるものを選びましょう。 |
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◇旬の虫◇ |
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大和蜆蝶(やまとしじみ) |
開花:春~秋 |
本州以南に生息する小さな蝶。 冬を蛹で過ごし、春から秋にかけて見かけます。 幼虫の餌はかたばみの葉。 名前の由来は、羽を開いた様子が、蜆貝を開いたように見えるからだとか。 |
◇旬のメモ◇ |
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トマトと紫蘇のサラダ |
旬:3月~5月 |
春先には、花粉症予防に働くと言われるリコピンたっぷりのトマトと、アレルギーを和らげる紫蘇をサラダにしては如何でしょう。 紫蘇に含まれるロズマリン酸がアレルギーを抑えてくれるそうです。 |
◇旬の日◇ |
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十六団子の日(じゅうろくだんご) |
時期:3月16日 |
3月16日は、田の神様が山から里へ下りてくる日で、16個の団子を作ってもてなしました。 田の神荒れといって、この日は天候が荒れやすく、神様に出来わさないよう、田んぼに行ってはいけないことになっているのを助長しているようです。 |
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豆知識 知恵の雫 |
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偉人の名言集 心の常備薬 |
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何の日 目次|記念日のアルバム |
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今年2016年の3月10日は、 七十二候の一つである【桃始笑】です。 これは、「ももはじめてわらう」と読みます。 二十四節気『啓蟄』の次候です。 |
【桃始笑】 桃の蕾がほころび、花が咲き始める頃。 |
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花が咲くことを、昔は、笑うと言っていました。 |
何の日 目次 |
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◇候の言葉◇ |
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庭先の春(にわさきのはる) |
白梅が咲き、紅梅が、そして桃の花が、と庭先や垣根に次はどんな花が開くだろうと眺めるのは、春ならでは楽しみです。 桜や木蓮の枝先にも開花を間近にして、樹精が蓄えられる気配が感じられる頃。 |
◇旬の草花◇ |
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桃(もも) |
開花:3月下旬~4月上旬 |
桃の庭木に適した品種は、源平桃や枝垂れ桃などです。 弥生時代の遺跡から桃の核が出土し、古くから日本にあったことがうかがわれます。 |
◇旬の野菜◇ |
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新玉葱(しんたまねぎ) |
旬:3月~4月 |
玉葱の歴史は古く、古代エジプト時代まで遡ります。 日本に入ってきたのは明治時代。 春先に出回る新玉葱は、水々しく甘味があり、生食向きです。 目にしみる香味成分の硫化アリルは、胃の働きを活発にします。 ポリフェノールを多く含むので、血液をサラサラにしてくれます。 |
◇旬の魚介◇ |
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細魚(さより) |
旬:晩冬~春、初夏 |
細魚は細長い身の、春の魚。 寿司や天麩羅の高級素材ですが、焼いても美味、干物も美味。 長い身を結んだ、昆布出汁のお吸い物は、お祝いの席にお出しします。 |
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◇旬の野鳥◇ |
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河原鶸(かわらひわ) |
産卵期:3月~7月 |
チュリリリと鳴いたり、チュイーッと囀ったりします。 雀ほどの大きさで、全体は黄褐色ですが、羽を広げると翼の綺麗な黄色が映えます。 |
◇旬の行事◇ |
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春日祭(かすがまつり) |
時期:3月13日 |
3月13日に奈良の春日大社で、古い歴史を持つ例祭(一年で最も大事な祭)が行われます。 春日大社は、藤原氏の氏神で、嘉祥2年(849年)に祭りが始まったと伝えられ、明治19年にいまの形に復興されました。 三勅(さんちょく)祭(葵祭、岩清水祭、春日祭)のひとつ。 斎女(いつきめ)の河頭(かとう)の祓や大和舞など、古式の故事をよく残しています。 |
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偉人の名言集 心の常備薬 |
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何の日 目次|記念日のアルバム |
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今年2016年の3月5日は、 七十二候の一つである【蟄虫啓戸】です。 これは、「すぐもりのむしとをひらく」と読みます。 二十四節気『啓蟄』の初候です。 |
【蟄虫啓戸】 冬籠りしていた虫が、姿を現し出す頃。 |
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虫の限らず、様々な生き物が目覚め始めます。 |
何の日 目次 |
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◇候の言葉◇ |
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春の歌心(はるのうたごころ) |
万葉集の巻八を開くと、春雑歌(はるのぞうか)から始まります。 そこには野の草花を見つめ、春の到来を喜ぶ歌が並びます。 何故、古の人は、自然の生き生きとした姿に触れる度、歌を詠んだのでしょう。 暖かな陽射しに、心もまた動き出すようにです。 |
◇旬の草花◇ |
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菫(すみれ) |
開花:3月~5月 |
日本に100種類以上あるといわれる菫は、昔から愛され、歌われてきました。 濃い紫色の花びらの菫が思い浮かびますが、他にも様々な種類があります。 優しい色合いの、タチツボスミレは北海道から沖縄まで見られる代表的な菫です。 |
◇旬の野菜◇ |
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蕨・薇(わらび・ぜんまい) |
旬:3月~6月 |
春の訪れを感じさせる山菜。 お浸しや和え物にピッタリです。 蕨は日当たりの良い草原などに群生し、3月~5月に出る新芽を摘んで食べます。 薇の旬は3月~6月。 山裾や沢沿いなどやや湿った場所に自生しています。 |
◇旬の魚介◇ |
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鰆(さわら) |
旬:秋から春 |
名前の通り、鰆は春の魚。 旬は秋から春にかけてです。 古来日本では焼き物、煮物、吸い物に、冠婚葬祭で重宝されてきました。 特に岡山で人気が高く「鰆の値段は岡山で決まる」と言われる程です。 刺身にすれば、脂がのってトロに負けない美味しさ。 照り焼きや西京焼きなら、さっぱりした味になります。 コレステロール値を下げ、癌や動脈硬化の予防に一役買います。 一般的には魚は頭が美味しいとされますが、鰆は尻尾の方が美味しい魚です。 |
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◇旬の日◇ |
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事始(ことはじめ) |
時期:2月下旬~3月中旬 |
旧暦の2月8日、新暦でいうと2月下旬~3月中旬の頃に、事始の日を迎えます。 一年の祭事や農事を始める日で、旧暦12月8日の事納めと対をなします。 お事汁(おことじる)を食べるのが習わしで、味噌汁に芋、ごぼう、大根、小豆、人参、慈姑(くわい)、焼き栗、こんにゃくなどを入れる、具沢山の味噌汁です。 |
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豆知識 知恵の雫 |
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偉人の名言集 心の常備薬 |
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何の日 目次|記念日のアルバム |
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今年2016年の3月5日は、 二十四節気の一つである【啓蟄】です。 これは、「けいちつ」と読みます。 ◇【啓蟄】とは陽気に誘われ、土の中の虫が動き出す頃の事。 |
一雨ごとに春になる、 |
そんな季節の気配を感じながら。 |
何の日 目次 |
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桃の節句(もものせっく) |
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啓蟄の次候には「桃始めて笑う」があります。 桃の節句は3月3日で、まだ花は蕾の時期ですが、旧暦の3月3日は新暦の3月下旬から4月上旬辺り、ちょうど桃の花が咲く頃。 かつては上巳の節句といい、川に穢れを流した行事が、やがて女の子の健康を祈る雛祭りになりました。 |
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今年2016年の2月29日は、 七十二候の一つである【草木萌動】です。 これは、「そうもくもえうごく」と読みます。 二十四節気『雨水』の末候です。 |
【草木萌動】 次第に和らぐ陽光の下、草木が芽吹き出す頃。 |
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冬の間に蓄えていた生命の息吹が外へ現れ始める季節。 |
何の日 目次 |
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◇候の言葉◇ |
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草木の息吹(くさきのいぶき) |
ふと気付けば道端に咲いている名もない花に目を向けて歌にするほどに、古来自然と人は親しく暮らしていました。 雨水も末候ともなると春の気配が増し、草木の息吹をそこここに感じてきます。 |
◇旬の草花◇ |
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緑繁縷(みどりはこべ) |
開花:2月~6月 |
太陽の光を受けると開く白い小さな五弁花は、雨や曇りの日は閉じたまま。 そして閉じた花の中で雄シベが雌シベに花粉を渡します。 家の辺りや道端などで普通に見つかる野花です。 |
◇旬の野菜◇ |
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菜花(なばな) |
旬:2月~3月 |
葉は柔らかく緑が鮮やかな菜花は、春の訪れを告げる旬の緑黄色野菜。 花開く前の蕾に含まれるビタミンCや鉄分カルシウムなどの栄養豊富な野菜です。 ほろ苦さが体の免疫力を高め、気持ちを和らげます。 |
◇旬の魚介◇ |
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蛤(はまぐり) |
旬:冬 |
雛祭りや結婚式に欠かせない蛤。 この貝の殻の咬み合せが、対のもの以外は合わない事から夫婦和合の象徴とされ、慶事の食材になりました。 旬は春ですが、冬も美味です。 左右の貝に絵を描き、貝を合わせて当てる、貝合わせなどの遊びが平安時代から行われていました。 酒蒸しや煮貝は絶品。 |
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◇旬の兆し◇ |
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木の芽起こし(きのめおこし) |
時期:2月下旬 |
雨水のこの時期に降る雨を、木の芽起こしといいます。 植物が花を咲かせる為の大切な雨で、木の芽が膨らむのを助けるように降ることからその名で呼ばれます。 また催花雨(さいかう)とも木の芽萌やしとも呼ばれます。 植物にとって、ひと雨ごとに春が近づく頃。 |
◇旬の行事◇ |
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浜下り(はまうり) |
時期:旧暦3月3日 |
旧暦の3月3日、沖縄では娘が浜に行き、潮干狩りを楽しんだり、お重やよもぎ餅などのご馳走を食べたりする浜下りという習わしがあります。 女性の健康を祈るもので、そもそもは浜の白い砂を踏むことによって身を清めるという信仰に由来するようです。 |
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豆知識 知恵の雫 |
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偉人の名言集 心の常備薬 |
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何の日 目次|記念日のアルバム |
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今年2016年の2月24日は、 七十二候の一つである【霞始靆】です。 これは、「かすみはじめてたなびく」と読みます。 二十四節気『雨水』の次候です。 |
【霞始靆】 春霞がたなびき、山野の情景に趣きが加わる頃。 |
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遠く微かな眺めが、仄かに現れては消える移ろいの季節。 |
何の日 目次 |
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◇候の言葉◇ |
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霞と霧(かすみときり) |
薄ぼんやりとたなびく霞と、目の前に立ち込める霧。 春には霞といい、秋には霧と呼び分けます。 気象学では視程1km以下のものが霞、それより薄いものが霞。 「たちのぼる」は霧に使いますが霞には使わず、「たなびく」はその逆です。 何となく違いはわかっても区別するのが難しいのが霞と霧。 そして夜には霞と言わず、朧(おぼろ)と呼びます。 |
◇旬の野菜◇ |
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辛子菜(からしな) |
旬:2月~4月 |
辛子特有の辛味と香りがある菜葉で、その種から和辛子を作ります。 葉や茎は油炒めや漬け物、おひたしにします。 またパスタや餃子の具にも合います。 種の保存を欠かさない「金沢の伝統野菜」に認定されています。 |
◇旬の魚介◇ |
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素魚(しろうお) |
旬:2月~5月 |
白魚と名前は似ていますが別の魚です。 身が透明で、光が素通りするから素魚と呼びます。 春先に産卵の為に川に上ってくる素魚を踊り食いで食べるのがこの季節の風物です。 |
◇旬の兆し◇ |
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野焼き(のやき) |
時期:2月中旬 |
春先、晴天で風のない日に火を放って枯れ草を焼き払う、野焼き。 灰が馬や牛の飼料となる草の成長を促し、蕨やゼンマイなどの発育を助ける肥料にもなります。 奈良の若草山、京都の大原、山口の秋吉台など全国で行われる春野の風物詩。 |
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◇旬の行事◇ |
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北野菜種御供(きたのなたねごく) |
時期:2月25日 |
菅原道真の忌日、2月25日の京都北野神社の祭礼です。 菜種の花を挿して献じ、花がない時期には道真が好んだという梅を代わりにし、近年は梅花祭として親しまれています。 紙屋川に添う探梅、野点の茶席、露店も出て賑やかです。 年によっては雪が舞い、雪中梅を鑑賞できることもあります。 |
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豆知識 知恵の雫 |
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偉人の名言集 心の常備薬 |
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何の日 目次|記念日のアルバム |
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今年2016年の2月19日は、 七十二候の一つである【土脉潤起】です。 これは、「どみゃくうるおいおこる」と読みます。 二十四節気『雨水』の初候です。 |
【土脉潤起】 早春の暖かな雨が降り注ぎ、大地が潤い目覚める頃。 |
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古くは「獺魚を祭る」という不思議な季節とされていました。 |
何の日 目次 |
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◇候の言葉◇ |
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獺魚を祭る(かわうそうおをまつる) |
そもそも七十二候は、中国から日本に伝来した暦。 中国古代の天文学による七十二候では、雨水の初候は獺祭魚でした。 獺は魚をよく捕えるものの、魚を岸に並べた後なかなか食べようとしません。 それが祭の供え物のように見えたことから、獺が先祖の祭をしているといって、この季節の名が生まれたそうです。 |
◇旬の野菜◇ |
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春キャベツ(はるキャベツ) |
旬:2月~6月 |
キャベツの旬は年3回。 そのうち2月~6月に収穫されるのが春キャベツとして出回ります。 葉が柔らかく、みずみずしいのでサラダや浅漬けなどにすると良いでしょう。 またビタミンCは、12月~4月頃のものが多く含むのだそう。 葉の巻きが緩やかで、ふわっとしたものを選ぶのがコツ。 |
◇旬の魚介◇ |
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飛魚(とびうお) |
旬:春~夏 |
波の間を飛び跳ねる飛魚。 「春とび」と呼ばれるハマトビウオをはじめ、春から夏にかけてが旬です。 そのままでも美味しい上に、煮干しとしても美味で、長崎や島根産のあごだしは絶品です。 あごだしのとり方 適当に割った飛魚と昆布を鍋に入れ、水を注いで一時間以上漬けます。 鍋を火にかけてゆっくり温度を上げ、沸騰寸前に火を止めて、濾してあごだしの完成です。 |
◇旬の兆し◇ |
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藍蒔く(あいまく) |
時期:2月中旬 |
布を深く染める藍。 東南アジア原産のタデ科の一年草で、日本に最も古く渡ってきた染料植物です。 2月頃種を蒔き、17cm程に伸びると、苗床から畑に移植します。 江戸時代中頃から徳島の阿波が藍の名産地になりました。 藍の種を蒔く時は、豊饒を祈って苗畑に御神酒を振りまくそうです。 |
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◇旬の行事◇ |
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お伊勢参り(おいせまいり) |
時期:2月 |
江戸時代中頃から、伊勢神宮参詣が庶民の間で盛んになりました。 江戸から片道15日、大阪からでも5日という長旅です。 けれど自由な旅が許されなかった当時、お伊勢参りなら通行手形が認められ、一生に一度でも行きたい庶民の夢でした。 そして貴重な旅ゆえ京や大阪へ足を伸ばす行楽ともなり、季節のいい春に好んで出掛けたそうです。 |
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今年2016年の2月19日は、 二十四節気の一つである【雨水】です。 これは、「うすい」と読みます。 ◇【雨水】とは降る雪が雨へと変わり、氷が解け出す頃の事。 |
昔からこの季節は農耕の準備を、 |
始める目安とされてきました。 |
何の日 目次 |
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雪汁(ゆきじる) |
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山の雪がゆっくり解け出して田畑や人を濡す雪解けの水が、雪汁です。 またの名を雪解(ゆきげ)の水と呼びます。 時に出水を伴う程の奔流となるものを雪代(ゆきしろ)といい、雪汁で川や海が濁るさまを雪濁り(ゆきにごり)と言います。 |
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今年2016年の2月14日は、 七十二候の一つである【魚上氷】です。 これは、「うおこおりにあがる」と読みます。 二十四節気『立春』の末候です。 |
【魚上氷】 暖かくなって湖の氷が割れ、魚が跳ね上がる頃。 |
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そんな春先の薄く張った氷の事を、薄氷(うすらい)と呼んでいます。 |
何の日 目次 |
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◇候の言葉◇ |
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渓流釣り(けいりゅうづり) |
2月から次第に各地で渓流釣りが解禁となります。 岩魚や山女魚、天魚などを釣るのは、訪れる春の楽しみ。 これらの魚は日本に昔からいた在来種です。 希少な種が絶えないように山に暮らす人々が、日々の営みとして渓流魚と関わってきたから、今があります。 |
◇旬の野菜◇ |
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明日葉(あしたば) |
旬:2月~5月 |
伊豆諸島原産の明日葉は「今日摘んでも、明日伸びてくる」と言われる程の強い生命力で、食材は勿論、薬草にも活用されます。 ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富。 茎に含まれる黄色いネバネバした液汁はカルコンといい、アレルギー症状を抑えて花粉症の予防に良いと言われます。 |
◇旬の魚介◇ |
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岩魚(いわな) |
旬:早春~夏 |
全長30cm前後で、白と橙色の斑点がある日本在来の渓流魚。 2月の解禁から獲れ始め、特に餌の多い夏が美味。 塩焼きにしても唐揚げにしても良く、焼いた岩魚に熱燗を注ぐ骨酒は野趣あふれる独特な風味です。 |
◇旬の野鳥◇ |
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目白(めじろ) |
時期:早春~秋 |
鮮やかな黄緑の羽に、目の周りを白く縁どったメジロが、この頃から庭木の小枝に姿を現します。 2羽で追い掛け合いながら飛ぶ仲睦まじい姿は、まさに初春の風物詩。 舌の先はブラシのようになっていて、花の蜜を上手に舐めます。 |
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◇旬の兆し◇ |
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春寒(はるさむ) |
時期:2月 |
立春になり暦の上では春。 けれど2月はまだ寒い季節です。 その寒さを敢えて春寒、または余寒(よかん)と呼び、もう春だからこれは冬の名残りなのだと、暖かな春の到来を心待ちにします。 |
◇旬の行事◇ |
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谷汲踊り(たにぐみおどり) |
時期:2月18日 |
孔雀の羽を思わせる赤、黄、白の鮮やかなシナイ(4mほどの扇状に割った竹に色紙を巻いたもの)を背負った、12人の太鼓打ちが大太鼓を鳴らす谷汲踊り。 岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲の谷汲山華厳寺で、2月18日に豊年を祈願して奉納される行事です。 起源は、平家を討った源氏の戦勝の踊りとも言われます。 |
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今年2016年の2月9日は、 七十二候の一つである【黄鴬見睨】です。 これは、「うぐいすなく」と読みます。 二十四節気『立春』の次候です。 |
【黄鴬見睨】 春の到来を告げる鶯が、美しい鳴き声を響かせる頃。 |
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かつては梅の咲く季節「梅花乃芳し」(うめのはなかんばし)とも呼ばれていました。 |
何の日 目次 |
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◇候の言葉◇ |
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鶯(うぐいす) |
鶯の囀りを聞くと、もう春だなと初音に耳を傾けます。 早春に鳴くことから「春告鳥」とも言われる緑がかった褐色の鳥。 4月には山に帰ります。 古来より「梅に鶯」といって春の兆しを愛でてきました。 ホーホケキョと尾を揺るがして鳴き、ケキョケキョと続けて鳴くことを「鶯の谷渡り」と言います。 |
◇旬の野菜◇ |
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莢豌豆(さやえんどう) |
旬:早春 |
緑鮮やかで、爽やかな味わいが春の味覚に相応しい、さやえんどう。 サヤごと食べられる実にはビタミンCやカロテンが多く含まれる緑黄色野菜です。 サヤに貼りがあり、緑が青々として実が平らなものを選ぶのがコツ。 |
◇旬の魚介◇ |
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鯡(にしん) |
旬:春 |
「春告魚」とも言われる鯡の旬は春。 味が深く、脂がのり、酢飯によく合います。 銀色で身に張りがあるものがよく、古くなると目が赤に変色します。 数の子 持った時に塩でしっかり身が締まっているものがいい数の子。 透明感があり、血管の黒い筋がないものを選びましょう。 |
◇旬の味覚◇ |
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鶯餅(うぐいすもち) |
時期:春 |
こし餡を求肥(ぎゅうひ)で丸く包んだ餅を、端を少しすぼめて鶯の形にした和菓子。 青大豆きな粉という、青えんどう豆を挽いた粉でつくったきな粉をまぶし、淡い緑の鶯色に仕上げます。 一説によると、名付け親は豊臣秀吉だとも言われます。 |
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◇旬の兆し◇ |
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梅の開花(うめのかいか) |
時期:2月中旬 |
まだ寒い早春を彩る梅の花は、『万葉集』の時代から古来、数々の歌に詠まれてきました。 「梅は咲いたか、桜はまだかいな」と春の到来を待ちわびる人は、白梅が先んじ、紅梅が続く梅の開花に敏感だったことでしょう。 桃山時代、枯木の曲がりくねった幹から、スッと真っ直ぐに伸びる若枝に花がほころぶさまが独特の梅の美として描かれました。 |
◇旬の行事◇ |
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偕楽園/水戸の梅まつり(かいらくえん/みとのうめまつり) |
時期:2月下旬~3月下旬 |
岡山の後楽園、金沢の兼六園と共に日本三大庭園のひとつに数えられる水戸の偕楽園は、梅の名所。 2月下旬~3月下旬にある水戸の梅まつりでは、偕楽園の梅が夜間ライトアップされる夜梅祭などが催されます。 園内百種三千本の梅の花が咲き、見応えがあります。 |
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豆知識 知恵の雫 |
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偉人の名言集 心の常備薬 |
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何の日 目次|記念日のアルバム |
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今年2016年の2月4日は、 七十二候の一つである【東風解凍】です。 これは、「とうふうこおりをとく」と読みます。 二十四節気『立春』の初候です。 |
【東風解凍】 暖かい春風が吹いて、川や湖の氷が溶け出す頃。 |
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旧暦の七十二候では、この季節から新年が始まります。 |
何の日 目次 |
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◇候の言葉◇ |
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東風(こち) |
東風とは、春風の事。 でも春風というのは南から吹く暖かい風の筈なのに、なぜ東風と呼ぶのでしょう? それは元々七十二候が中国から渡ってきた暦であることの名残りです。 中国で親しまれる陰陽五行の思想で、春は東を司るから東風と呼ぶそうです。 |
◇旬の野菜◇ |
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蕗の薹(ふきのとう) |
旬:早春 |
雪解けの土の中から顔をのぞかせる蕗の薹は、春一番の山菜です。 若芽に蓄えられたエネルギーが、独特の香りや苦味となり、冬の間に強張っていた体を目覚めさせ、新陳代謝を促します。 蕾が固く、葉が開いていないものを選ぶのがコツ。 天麩羅や蕗味噌が美味。 |
◇旬の魚介◇ |
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白魚(しらうお) |
旬:1月~2月 |
白魚の旬は1月、2月の川へ上る頃、味がいいと言われます。 握り寿司のネタに合い、甘味と苦味が程良く相まって美味。 千葉県九十九里の北端いある飯岡町の「ちりめん(しらす干し)」が名物。 |
◇旬の兆し◇ |
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春一番(はるいちばん) |
時期:立春過ぎ |
立春を過ぎて最初に吹く南寄りの強い風。 能登や志摩の以西、また壱岐の島の漁師たちが呼んでいた風の名が、歳時記や新聞で取り上げられて広まりました。 北陸の加賀や能登では、北風から南風になる最初の風として「ぼんぼろ風」と呼んでいます。 |
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◇旬の行事◇ |
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初午(はつうま) |
時期:2月初 |
立春を過ぎて最初の午の日に、稲荷詣でをする習わしが古来からありました。 元々田の神様を山から里へ迎え、豊作を祈る意味もあったとも言われます。 京都の伏見稲荷神社は祭りで賑わい、神社の杉の小枝を験(しるし)の杉として戴くなどの習わしがあります。 地元のお稲荷さんにちょっとお参りするのに縁起の良い日です。 |
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何の日 目次|記念日のアルバム |
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今年2016年の2月4日は、 二十四節気の一つである【立春】です。 これは、「りっしゅん」と読みます。 ◇【立春】とは初めて春の兆しが現れてくる頃の事。 |
この季節から数えて最初に吹く、 |
南寄りの強い風が春一番です。 |
何の日 目次 |
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福茶(ふくちゃ) |
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立春から始まる新しい年に初めて汲んだ水を若水(わかみず)といって、健康や豊作、幸せを招く水とされています。 旧暦から新暦に移り変わる中で、今では正月の習慣になっています。 まず神棚にお供えをし、それから食事の仕度や洗顔に使います。 その若水で入れたお茶が福茶です。 煎茶やほうじ茶に、結び昆布や小梅などをいれたもの。 水道の水でも、あらためて感謝の気持ちで受け取って、若水として福茶を入れては如何でしょうか。 |
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