漢字の意味や成り立ち== 羊 === [その他]
そもそも【漢字】って、何故「漢」「字」なのでしょう?
太古の昔の書『魏志倭人伝』には、「倭に文字なし。」との記述があります。
『倭』とは、日本の事ですね。2世紀~7世紀まで、対外的な呼称として使っ
ていたようです。
「日本には文字らしいものが無い」と書かれているのですね。
※引用元http://www.gpara.com/games/view/328
『魏志倭人伝』は、かの有名な『三国志』の中の1編で、3世紀末(280年~
297年)の間に現在の中国で書かれたものとされている。
220年に曹操死去、曹丕が「魏」を建てる
280年に「呉」が滅び「晋」になっている。
この間の日本の様子を書いたものと推測される。
この頃の日本は、卑弥呼の時代である。
中国で「漢」とう時代は、紀元前206年~220年(間に「新」を挟む)である。
220年~265年までは、「三国時代」で不安定であったのでこの時代も、日本で
は、「漢」から来たものといった言い方をしていたのだろう。
369年には、百済と倭国との間で軍事同盟が成立しているので、「文字」を使
っていた筈だ。
推測するに、250年~350年の間に、渡来したのではないだろうか?
当初は、そのままの形で使用していたのだろう。
奈良平安時代に、平仮名、片仮名が生まれたことにより、急速に、日本の独自
性を持つようになったのではないだろうか。(私の考え)
伝来以来、1700年程が経ち【漢字】は、もはや【和字】と言っていいので
はないだろうか。
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前置きが長くなってしまった。
今年の干支「羊」の意味を調べてみよう。
【羊】訓)ひつじ・音)よう 意味)ひつじ
漢字辞典で調べると、上記のように出てくる。
国語辞典では、動物のひつじの説明が出てくる。
だが、【羊】の文字には、まだ意味が有る。
文字の造り
上の点々が角で、下はひつじを正面から見た顔、二番目の横棒は継っているが
目である。
※引用元https://twitter.com/sleep_sheep2010
文字の意味には、「整った」「広い」「豊か」がある。
部首として使わている文字を見ると解る。
「翔」
鳥が広く雄大に羽を広げている様子を表している。
「洋」
広く豊かな海
「美」(羊と大きいの組み合わせである)
整った顔の人(大は人が手を広げた様子)
余談だが、干支の「未」との関係は全くない。
干支は、数字の意味合いで、先に子牛寅卯辰巳午未申酉戌亥の文字があり、
日本で覚えやすいように動物を読みに当て嵌めたものだ。
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